コラム
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テープ起こし(文字起こし)の料金相場について
目次
テープの時間によって料金が決まる
テープ起こしの料金形態は各社で異なっていますが、その多くがテープ(音声データ)の長さ、つまり時間で決まります。そのため、テープの時間が長ければ長いほど高額になります。
どのようにテープ起こしの料金が決まっているのか調べてみました。
基本料金は1分で何円
テープ起こしの基本料金は1分で何円と設定されており、その単価にテープの長さをかけて料金が請求されます。1分につき200円前後が料金相場となっているようです。ただし引き受けられるテープの長さに上限がある場合もあるため注意しましょう。業者の料金プランや条件などをよく確認し、もしテープの長さがオーバーしている場合は担当者に相談してください。場合によっては別料金で引き受けてくれることもあります。
なお1分200円で計算すると、60分は1万2000円となります。しかし実際にはケバ取りや整文をお願いすることもあるため、単価はもう少し上がります。60分のテープの文字起こしなら、大体1万5000円から2万円が相場と言えるでしょう。
また多くの場合、納期が短い特急プランを依頼すると料金が数千円上乗せされます。逆に、納期を急がないゆとり納品を受け付けている業者もあります。これは通常よりも長い納期を設定している代わりに、価格が2割から4割ほど安くなるプランです。出来る限り安く済ませたいのであれば、早めにゆとり納品を依頼すると良いでしょう。
文字数で決めていることも
人は皆話すスピードが異なります。早口の人もいれば、ゆっくり話をする人もいます。通常のテープ起こしでは、1時間で1万4000字分程度話すことが平均的と言われています。また、起こすテープの内容によっても話すスピードは異なります。例えばインタビューであれば、相手が理解しているかなどを考えながら話すため、ときどき間が空きます。知り合い同士の対談では遠慮がなくなるため、早口で相手の話に被せながらどんどん話します。
これらを考えると、同じ1時間という長さでも書き起こす文字数は大幅に変わってくることをおわかりいただけるのではないでしょうか。極端な話、黙っている時間が59分で、話している時間が1分でも1時間とカウントされます。料金が時間制の業者に依頼すると、起こす文字数がたったの500文字でも1時間分の料金が請求されるのです。
このようなあまり文字数の多くないテープの場合には、起こした文字数で料金を出してくれる会社に頼むことがおすすめです。文字数で見積もりを出すところでは、大体1文字1円前後が相場です。1時間に1万4000字が平均のため、換算するとそのまま1万4000円になります。
内容や相手によっても料金は違う
テープ起こしの基本は1分あたり、もしくは1文字あたりの金額に時間や文字数をかけたものです。急いでいるときには、そこに特急料金などが加算されることもあります。
そしてさらには内容によって料金が違うこともあります。
例えばあるテープ起こし業者の場合、専門性の高い医療関係のテープ起こしに関しては通常料金の3割増しとなっています。他にも裁判法廷用のものや言語が日本語以外の場合には、高めの料金設定がされています。専門性の高いものになると、専門用語が多くなりそれらを理解するのに時間がかかるためです。
また、テープ起こしの外注先には専門業者と個人があります。専門業者の場合は個人と比べて料金は高めです。しかしクオリティが高くルールも統一されており、コミュニケーションも取りやすいことが大きなメリットです。
個人の場合、チェック体制やコミュニケーションに関しては専門業者より劣ります。しかし比較的安い価格で引き受けてくれることが多い点が魅力です。
VoXTの料金について
VoXTでは、1分30円からのセルフサービス(音声認識を利用した自分で編集を行うサービス)と1分200円からのフルサービス(当サービススタッフが修正までを行うサービス)があります。お客様ご自身の状況等に合わせて利用サービスを選択できるのが特徴です。詳しくは料金プランをご覧ください。
おわりに
同じテープ起こしでも、時間制にするか文字数制にするかで相場は若干異なります。さまざまな業者で見積もりを取り、比較検討してみましょう。