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テープ起こしにかかる平均所要時間について

公開:2014年10月28日

最終更新:2024年8月27日

テープ起こしの所要時間

身近な「テープ起こし」

会議や会見の内容をICレコーダーなどの録音機器で録音し、それを文字に起こして資料にまとめる方法は比較的多く採られている手法です。官公庁や会社の大切な会議など、記載漏れや正確さを欠いてはいけないものではよく使われています。また、インタビューを本や雑誌でまとめるときなども、この方法が採られます。

このように日常でもよく利用されている文字起こしですが、実際に録音したものを文字に起こすにはどのくらいの作業時間が必要になるのかご紹介します。

テープ起こしの所要時間はテープの長さの3倍から5倍

どんなにテープ起こしに慣れている人でも、人が話すスピードに合わせて同時にタイピングしていくことはできません。聞き慣れない単語や聞き取れない言葉も出てくるため、テープ起こしはタイピングよりも聞き取りに労力を使う作業です。

特に医療や製造など専門性の高い業種の場合は専門用語が頻繁に使用されるため、その分時間がかかります。依頼主から用語集が提示されていればスピードアップは可能かもしれませんが、やはり普段聞き慣れない言葉を正確に聞き取るのはプロのテープライターでも難しいでしょう。わからない言葉をインターネットで調べ、テープ起こしの正確さを上げる人もいます。専門性が高いテープ起こしの場合は、このような時間も必要です。聞き取りを行い、タイピングをし、わからない言葉を調べ、またタイピングするというテープ起こしの作業にかかる時間は、テープの長さの3倍から5倍ほどと言われています。

業者に頼んだ場合の納期は?

企業でテープ起こしが必要になった場合、テープ起こしに時間を割ける人が社内にいれば問題はありません。しかしプロでも最低3倍の時間がかかるのがテープ起こしです。テープ起こしのために長い時間を割ける人は、社内にはそうそういないのではないでしょうか。そのような場合には、テープ起こしを請け負う専門業者へ依頼をする方法が便利です。VoXTサービスでは、音声認識を利用したテープ起こし支援以外にも、テープ起こし業務を当サービススタッフが行う「VoXTフル」もご利用いただけます。

多くの業者では外部、または専属のライター、専属のテープお越しスタッフに依頼してテープ起こしを行っています。1時間のテープで注文から納品まで中5営業日程度かかるのが平均的です。急ぎの場合は、特急料金を支払えばその分早く納品してくれる特急納品サービスを提供している業者を探しましょう。もし安く済ませたいのであれば、10営業日という長い納期の代わりに料金が安価なゆとり納品サービスを利用すると良いでしょう。VoXTサービスでは10営業日のゆったり納期から5営業日以内の通常納期、24時間以内納品の特急納期が選べます。

もちろんテープの長さに上限はありますが、2時間までであれば依頼日当日に納品してくれる業者もいます。この場合、通常料金のおよそ倍の値段がかかることが多いようです。

業者にテープ起こしを依頼すると、もちろん費用はかかってしまいます。しかし負担を減らせる、正確なテープ起こしを行えるという利点は大きいでしょう。

クオリティを求めるならプロに依頼

自社の人材にテープ起こしをお願いするのとプロにテープ起こしを依頼するのではどちらが良いのでしょうか。これはそのときの状況と文字に起こしてほしい内容によります。

それほど正確性を求めず、手が空きそうな人がいる場合は自社で行っても良いでしょう。しかし文章のクオリティを求めるのであれば、プロである業者に依頼すべきです。テープ起こしの仕事は、聞き取った文章を素早く整理し理解する力が必要不可欠になります。この能力は一朝一夕で身につくものではありません。

テープ起こしを仕事にしている人は、毎日テープ起こしを行うだけでなく、新聞や本を読み文章の理解力を上げる努力をしています。このような努力で形成された国語力や知識が正確なテープ起こし作業に繋がっているのです。

おわりに

テープ起こしの所要時間は、テープの長さや内容によってまちまちですが、60分のテープを文字に起こす場合は3時間から5時間かかります。重要な内容のものを起こす場合は、国語力やテープ起こしのノウハウがない素人に依頼するのではなく、業者に依頼することが得策と言えるでしょう。

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