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ヤマハの高性能マイクシステム「ADECIA」を徹底解説!AI議事録ツールの性能を引き出す音声収音の最適解
近年、ハイブリッドワークが定着し、業務効率化の観点からWeb会議システムの活用は当たり前になってきています。こうしたビジネス環境の変化に伴い、会議の連続開催や回数の増加により、内容を記録するニーズは非常に増えています。そういったシーンで活躍するのがAI議事録ツールですが、一緒に使うことで効果を最大限に引き出すのが、高性能で簡単にセッティングできるマイクシステムです。
ヤマハの高性能マイクシステム「ADECIA(アデシア)」は、セッティングの柔軟性と充実した音響機能により、AI議事録ツールの音声認識率を飛躍的に向上させ、より快適で効率的な会議体験を実現します。本記事では、ヤマハのADECIA ワイヤレスソリューションを中心に解説します。
ヤマハのユニファイドコミュニケーション マイクスピーカーシステム「YVC-1000」についても別の記事で解説しています。

目次
遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション「ADECIA」とは
ヤマハの「ADECIA(アデシア)」は、リモート会議・対面会議に最適な音響環境を提供するワンストップサウンドソリューションです。長年培ってきたヤマハの音声処理技術と豊富な導入実績をもとにしたラインアップにより、会議室の規模や用途に応じて最適なマイクとスピーカーを柔軟に組み合わせることができます。これにより、マイク選定やセッティングの悩みを解消し、リモート会議でも対面会議でも快適な会議環境を簡単に構築できます。
利用用途にあわせて選べる3タイプのマイク
ADECIAは、会議室のレイアウトや使用人数・用途に合わせて、ワイヤレス(無線)マイク、テーブルトップ(卓上)マイク、シーリング(天井)マイクの3種類のマイクソリューションを提供しています。本記事では主にワイヤレスソリューションについて解説しますが、それぞれの特長と活用シーンは以下の通りです。
ADECIA ワイヤレスソリューション
一般的なオフィス環境で安心して利用しやすい1.9GHz帯のDECT方式※を採用。グースネック型、テーブルトップ型から選択できる遠隔会議用ワイヤレスマイクロフォン「RM-Wシリーズ」を中心に構成した遠隔会議システムです。ワイヤレス型のため、会議の準備も容易でレイアウト変更も柔軟です。本記事では、AI議事録ツールの音声認識率を高めるマイクとして、こちらを中心に解説します。
※ 無線LANやBluetoothなどの2.4GHz帯を用いたワイヤレス機器との干渉がなく、オフィス環境で安心して利用できる通信方式

引用:ヤマハ株式会社 ADECIA 公式サイト
ADECIA テーブルトップソリューション
直径140mmのコンパクトサイズで設置場所を選ばない、高品位で明瞭な収音性能を備えた有線方式の卓上設置型マイクロフォン「RM-TT」を中心に構成した遠隔会議システムです。

引用:ヤマハ株式会社 ADECIA 公式サイト
ADECIA シーリングソリューション
1台で複数人の発話も明瞭に収音できる天井設置型のシーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」を中心に構成した遠隔会議システムです。マイクを卓上に置く必要がないため、柔軟なレイアウト変更が可能な上、見た目もスッキリし、よりスマートな会議室を構築することができます。

引用:ヤマハ株式会社 ADECIA 公式サイト
ADECIA ワイヤレスソリューション マイクの詳細
ADECIA ワイヤレスソリューションは、ワイヤレスマイクロフォンシステム「RM-Wシリーズ」を中心に構成されます。
ワイヤレスマイクロフォンは、ひとりひとりの発言をしっかり収音するグースネックマイク「RM-WGS / RM-WGL」と、1名~複数名の発言を収音するテーブルトップマイク「RM-WDR / RM-WOM」をラインアップしており、会議室・利用シーンに合わせて自由にマイク構成を変更できます。少人数の会議から大人数の会議まで、幅広い会議シーンに対応できます。
ワイヤレスグースネックマイクロフォン RM-WGS / RM-WGL

長さを15cmと30cmから選べるグースネック型のマイクです。ひとりひとりの発言を口元で収音するため、クリアに収音が可能で雑音の影響も受けづらいです。音声認識率を重視される場合は、このマイクを一人一台利用することをお勧めします。
ワイヤレス指向性テーブルトップマイクロフォン RM-WDR

ワイヤレス型の卓上マイクで、単一指向性※のため、ひとりに対して一つ配置する用途に向いています。グースネックマイクと比較すると見た目がスッキリするのと、収音範囲が広いのでマイクの位置をそこまで意識しなくても良いのが特長です。その一方で指向性があるため、セッティング位置や話す向きは意識する必要があります。
※ 特定の方向からの音を最も効率的に捉え、他の方向からの音を抑制する特性
ワイヤレス無指向性テーブルトップマイクロフォン RM-WOM

周囲360度収音できる無指向性のマイクです。マイク周辺の音声を広く収音するので、1台のマイクで複数人の発言を収音することができます。そのため参加人数が多い場合にもマイクの設置数が最小限で済みます。一方で無指向性のマイクは周りの音も一緒に拾ってしまう可能性があるため、事前の会議環境の確認やセッティングに注意する必要があります。
マイクロフォン充電ステーション RM-WCH-8

上記のワイヤレスマイクは、この充電ステーションで最大8台までのマイクを簡単に充電できます。マイクの連続運用時間が最大約20時間のため、1日1回の充電でも問題なく使うことができそうです。マイクの充電時間は約5時間です。
ADECIA ワイヤレスソリューションのメリット
ADECIAワイヤレスソリューションは、以下のようなメリットがあります。
マイクを組み合わせて最適な構成が選べる
会議室の大きさや参加人数にあわせて、柔軟にマイク構成を選択・変更できます。2025年冬のファームウェアアップデートにて、最大64本※1のヤマハ製ワイヤレスマイク(RM-Wシリーズ)を1台のプロセッサー(RM-CR)で管理できる※2ようになるため、より大規模な会議にも対応できるようになります。
※1 使用できるワイヤレスマイクの最大数は、設置環境の電波状況により異なります。
※2 ワイヤレスアクセスポイント(RM-WAP-8/RM-WAP-16)に自動ミキシング機能を搭載。

引用:ヤマハ 遠隔会議システム『ADECIA』とソフトウェア『ProVisionaire Plan』を大幅アップデート 快適な会話環境と効率的なワークフローを実現 – ニュースリリース – ヤマハ株式会社
マイクからスピーカー、プロセッサー、ネットワークスイッチまで、ヤマハ社の「ADECIA」シリーズであれば会議室に必要な音響環境がすべて一式揃ったパッケージとして提供されます。様々な組み合わせを機器の相性や互換性を気にすることなく導入できるため、AI議事録ツールと一緒に導入されるケースも多くあります。
会議前後の準備や設定・調整が簡単
ワイヤレスのため、会議レイアウトの自由度が飛躍的に向上します。準備・撤収もスムーズなため、会議前後のスタッフの負担を大幅に削減します。導入時は音響に関する専門知識がなくても、Web UIによるオートセットアップ・自動調整機能で簡単に最適な音響環境を実現できます。
AI議事録ツールとの組み合わせで高い音声認識精度が期待できる
ワイヤレスのため、会議レイアウトの自由度が飛躍的に向上します。会議を始めるときは、充電ステーションからマイクを取り出すだけで、準備・撤収もスムーズなため、会議前後のスタッフの負担を大幅に削減します。導入時は音響に関する専門知識がなくても、Web UIによるオートセットアップ・自動調整機能で簡単に最適な音響環境を実現できます。
以下の動画で、利用開始時のセットアップ方法をご覧いただけます。
ADECIA ワイヤレスソリューションの構成例
スタンドアローン型のAI議事録ツール「ScribeAssist」を例にした、ADECIA ワイヤレスソリューションの構成例は以下の通りです。
構成例|音声認識精度重視
音声認識精度を上げたい場合、発言者一人ひとりにマイクを用意するのがベストです。最大16人の会議に対応できるようにする場合、以下のような構成となります。

構成例|コストパフォーマンス重視
全員にグースネックマイクを用意できるのがベストですが、コストはどうしても上がってしまいます。その場合、発言が多い人にはグースネックマイクを用意して、それ以外の人テーブルトップマイクで広く収音する、という構成が可能です。

ADECIA RM-WシリーズとScribeAssistの活用事例
活用事例|群馬県信用組合 様
グースネックマイク「RM-WGL」を16台導入し、明瞭な収音により「ScribeAssist」の文字起こし精度がより向上しました。ワイヤレスのため煩雑な配線や接続作業が不要で、会議準備の手間と時間が短縮。ケーブルの取り回しがないため、会議室の意匠を損なわずにスッキリ配置できています。
ヤマハ | 【導入事例】群馬県信用組合 様
https://jp.yamaha.com/news_events/2025/proaudio/case/gunma_shinyo.html

導入機器
- グースネックマイク「RM-WGL」 ×16
- 充電ステーション「RM-WCH-8」 ×2
- ワイヤレスアクセスポイント「RM-WAP-16」 ×1
- 会議用プロセッサー「RM-CR」 ×1
- L2 PoEスイッチ「SWR2100P-10G」 ×1
- AI議事録ツール「ScribeAssist」
活用事例|アスメディックス株式会社 様
グースネックマイク「RM-WGL」を16台導入。ワイヤレスマイクのため、自由なレイアウトが可能なため、柔軟性が高い会議運営が実現できました。グースネックマイクのクリアな音声でリモート参加者の満足度も向上。「ScribeAssist」がより高い精度で書き起こししてくれるため、議事録作成を効率化しています。
ヤマハ | 【導入事例】アスメディックス株式会社 様
https://jp.yamaha.com/news_events/2024/proaudio/case/asmedix.html

導入機器
- グースネックマイク「RM-WGL」 ×16
- 充電ステーション「RM-WCH-8」 ×2
- ワイヤレスアクセスポイント「RM-WAP-16」 ×1
- 会議用プロセッサー「RM-CR」 ×1
- L2 PoEスイッチ「SWR2311P-10G」 ×1
- ラインアレイスピーカー「VXL1B-16P」 ×2
- AI議事録ツール「ScribeAssist」
セミナー情報(2025年12月19日(金)リアル開催)
2025年12月19日(金)に、「AI議事録ツールの文字起こし精度がいまひとつ⋯」「Web会議で音声が聞き取りづらい⋯」そんなお悩みをお持ちの方に向けて、“マイク”をテーマにした体験型セミナーをヤマハ社と共催で開催します。
AI議事録ツールや円滑な会議に欠かせない“高品位な音声収音”は、マイクの性能と設置環境によって大きく左右されます。本セミナーでは、実際に高性能マイクを使って音声認識の精度を体験いただきながら、最適なマイク選定のポイントや活用方法をわかりやすくご紹介します。
また、対面イベントならではの特典として、普段はトライアルが難しい高性能マイクを「見て・触って・試せる」貴重な機会をご用意します。導入前に「ADECIA」含めたマイクの実機を体験できることで、納得感のある選定が可能になります。ぜひこの機会にご参加ください。
※ 本セミナーは 対面(リアル)開催 です。オンライン(ウェビナー)ではありませんので、お間違えのないようお申し込みください。
詳細・申込
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/webinar/251219/

過去のウェビナー動画
2025年9月4日(木)、ヤマハ株式会社と共催で「実際の会議シーンで徹底解説!議事録作成を効率化する高性能マイク活用術」というウェビナーを実施しました。その中で活用事例や各マイクの特長などををご紹介しています。
2026年1月31日(土)まで見逃し配信をしておりますので、以下URLからお気軽にお申し込みください。
実際の会議シーンで徹底解説!
議事録作成を効率化する高性能マイク活用術【ヤマハコラボウェビナー第二弾】
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/webinar/20250904_od

まとめ
ヤマハのADECIAは、その高品位なサウンドソリューションにより、会議のあり方を大きく変革します。グースネックマイクをはじめとする多彩なマイクオプションとヤマハ独自の音響処理技術、そして簡単な自動設定機能が、クリアな音声での収音を実現。AI議事録ツールと組み合わせるとこでと高い音声認識率を実現し、議事録作成の効率化と会議の生産性向上に貢献します。
当社のAI議事録ツールとあわせたマイクのトライアルや導入相談も実施していますので、以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。
当社のAI議事録サービスについてのお問い合わせフォーム
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/inquiry/
また、ヤマハADECIAに関するお問い合わせ・導入のご相談は、以下リンク先の「遠隔会議用ワンストップサウンドソリューションADECIA導入のご相談」フォームよりお問い合わせください。
ヤマハ株式会社 お問い合わせ・導入のご相談
https://jp.yamaha.com/products/contents/proaudio/unified_communications/portal/#contact
また、当社のAI議事録ツールについて資料で詳しくご紹介をしております。以下リンクから必要情報を入力の上ダウンロードください。
