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英語のテープ起こしの料金相場や依頼時の注意点について
グローバル化に伴い、近年では会議を英語で行ったり、英語でスピーチを聞いたりする機会が増えています。そのため、英語のテープ起こしの需要も増加しています。英語のテープ起こしを依頼したい方は、どのくらいの予算でできるのか、原稿の内容やレベルの違いはあるのかなど、気になることが多いでしょう。
今回は、英語のテープ起こしについての料金相場や依頼する際の注意点をご紹介します。
目次
英語のテープ起こしの種類
英語のテープ起こしは一般的に、原稿のレベル別に4種類に分類されます。
【1】ケバ取り
「ケバ取り」は、一番利用されるテープ起こし方法です。話者が言い直した言葉や「um」や「well」など文章のつなぎで話者が発する言葉は不要な言葉として扱い、原稿を作成する段階で削除します。また、誤りがある言い回しの文章を簡単に校正することもあります。特にネイティブスピーカー以外が発した英語の場合は、誤った文法が使用されていることが多いです。
【2】素起こし
音声を聞こえた通りに一字一句そのまま文字に起こす方法が「素起こし」です。ケバ取りでは削除されていた重複している言葉や言い間違いなども忠実に書き起こします。裁判法廷の発言証拠やインタビュー、セミナーの記録として利用される方法です。
【3】要約
「要約」では、インタビューやスピーチの内容を依頼者の指定した文字数に要約します。翻訳が必要になる原稿などに利用され、出版物や配布資料用の英語テープ起こしに適しています。要約の指定文字数が少ないほど、原稿内容を完結にまとめる文章力が求められます。そのため、通常のテープ起こし料金に加え、割増料金が発生することがあります。
【4】リライト
音声の内容を変更することなく、正しい文法や分かりやすい文章校正に文章全体を書き換えるテープ起こしの方法が「リライト」です。話し言葉から書き言葉への変更も行うことがあります。インタビューやスピーチのテープ起こしに利用されることが多いです。
英語のテープ起こしの相場
英語のテープ起こし料金は日本語のテープ起こし同様、テープの収録時間に応じて1分ごとに料金設定を行っている会社が多いです。英語のテープ起こしの料金相場は日本語テープ起こしのおよそ2倍程度と言われています。日本語テープ起こしの料金相場は60分のテープ起こしで1万5000円から2万円です。つまり、英語のテープ起こしの料金相場は60分のテープ起こしで3万円から4万円です。
また、作業内容が高度な要約やリライト、正確性が厳格に求められる裁判資料、原稿が出版される場合のインタビュー記事など特殊な作業が必要なテープ起こしは、別途見積もりが必要になる可能性があります。
おわりに
ネイティブスピーカー以外の英語の場合、重要な資料として保管する場合、ケバ取りではなくリライトが必要になるケースもあるでしょう。英語のテープ起こしを依頼する際は、どのレベルの原稿が必要であるか見極めて依頼することが大切です。