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【イベントレポート】青森県弘前市登壇!AmiVoiceが選ばれた理由とは?
2024年9月25日(水)、ウェビナー「音声認識システムはどう選ぶ?検討時のポイントとAmiVoiceが選ばれた理由」を開催しました。本ウェビナーでは、青森県弘前市役所のご担当者様に登壇いただき、当社のサービスを選択したポイントや、現在の運用方法についてお話しいただきました。
本記事では、ウェビナーの内容をまとめてお届けします。オンデマンド配信も行っておりますので、より詳しく知りたい方は、記事最下部のリンクからお申し込みください。
目次
VoXT Oneサービスのご紹介
まず初めに、青森県弘前市役所でご導入いただいた、AI音声認識による議事録作成支援サービス「ScribeAssist」と「ProVoXT」のご紹介を、デモンストレーションを含めて行いました。
ScribeAssistについて
「ScribeAssist(スクライブアシスト)」は、インターネット接続なし(オフライン)でも使えるスタンドアローン型の議事録作成支援アプリケーションです。オフラインで使えるので、セキュリティ面において安心してご利用いただけます。また、リアルタイム認識と音声ファイル認識の両方に対応しているため、幅広いシーンでご利用いただけるのが特長です。
ウェビナーでは、「ScribeAssist」を使って、リアルタイムにウェビナーの内容を正確に文字起こしする様子をご覧いただきました。自動的に声の特長を学習し、誰が発言したかを振り分けてくれるため、見返す際にも便利です。
ProVoXTについて
「ProVoXT(プロボクスト)」は、ワンストップで文字起こし・議事録作成・共有できるクラウド型の議事録作成支援サービスです。マルチテナントのアカウント管理方式を採用しており、柔軟な運用が可能なのが特長です。クラウド型ですが、LGWAN環境でもお使いいただけます。
ウェビナーでは、「ProVoXT」を使って、音声ファイルをアップロード・文字起こし・編集までの流れをデモンストレーションでご覧いただきました。
青森県 弘前市役所様 ユーザーインタビュー
続いて、青森県 弘前市役所 総務部 情報システム課 DX推進担当 諏訪様へのインタビューの様子をご覧いただきました。青森県 弘前市役所では、「ScribeAssist」「ProVoXT」両サービスをご導入いただき、シーンに応じて使い分けされています。
インタビューの様子を抜粋してご紹介します。
━ 導入前の課題は?
ICレコーダーで録音した音声を繰り返し聞きながら書き起こしていたため、議会の会議録の作成に時間を要することが課題となっていました。そのため、令和2年度にAI音声認識による議事録作成システムを実証実験として導入し、検証を進めていました。
そんな中、青森県庁でも令和元年度にAI音声認識による議事録作成システムの実証実験を行っていました。その結果をみて、当市でも文字起こしに時間がかかっていることを再認識し、改めて最新の音声認識ツールの導入検討を開始しました。
━ 導入までの流れを教えてください
検討にあたり、自治体向けの情報誌など、色々なところで情報を収集をしました。「ScribeAssist」と「ProVoXT」は、販売店からの情報で知りました。2社のサービスを選定し、トライアルを行いました。トライアルは21部署の計27名で実施し、37件の会議で使用しました。
文字起こしの精度が高かったことと、スタンドアローン型とクラウド型の両方を使い分けることができることが「ScribeAssist」と「ProVoXT」を導入した理由です。特に非公開の会議でも利用したいという意見があったため、インターネット接続なく使えるのは重要なポイントでした。
━ 導入後の評価を教えてください
以前利用していたシステムは、利用の準備も大変で、また、認識精度も高くなかったため文字起こし後の修正作業に時間がかかってしまっていました。
一方、「ScribeAssist」「ProVoXT」の場合は、高い認識精度で簡単に文字起こしが可能です。また、聞き返したい箇所をピンポイントで選んで再生できるため、認識後の修正作業も容易になりました。
━ 「ScribeAssist」と「ProVoXT」の使い分けを教えてください。
非公開の会議や、個人情報をあつかう会議ではスタンドアローン型の「ScribeAssist」を利用しています。
それ以外の議会や一般的な会議ではクラウド型の「ProVoXT」を利用しています。
━ 苦労したことはありましたか?
すべてに言えることですが、音声認識においては発言をなるべく鮮明に録音することが重要だと思っています。そのためにはマイクやICレコーダーを発言者の近くに置いたりする必要がありますが、それを職員に理解してもらうのは大変でした。
会議室に備え付けのマイクシステム(YAMAHA YVC-1000)がある場合は、それをICレコーダーに繋いで録音しています。
━ 現在の利用状況と導入公開について教えてください
2024年5月から利用開始し、7月末時点で35部署/144件の会議で利用しています。
1時間の会議の議事録を作成するのに、3時間かかっていたのが、約半分の1時間半にで作成できるようになったケースもあります。今後、単語登録機能などでさらに認識精度を上げることができれば、空いた時間を住民サービスに活用できるのではと思っています。
━ 他にメリットはありましたか?
あらかじめ文字起こしされた結果があると、全体の分量を把握できるため、全体のバランスを予想しながら調整できるのでスピーディーに議事録作成が可能になりました。
また、編集する際には、聞き直したい箇所をピンポイントに再生でき、再生速度も調整できるのも非常に便利です。
━ 音声認識技術の活用について今後の展望があれば教えてください
まだ担当課に相談はしていないのですが、議会での字幕表示や、ろう・難聴者の方への窓口での字幕表示などに活用できればと思っています。
━ 検討している自治体へ一言お願いします
VoXT Oneを活用すれば、スタンドアローン型とクラウド方のサービスを両方利用することができます。利用シーンにあわせて使い分けることができるため、議事録作成ツールを未導入の自治体や、すでに導入している自治体にとっても有効なシステムだと思います。ぜひトライアルして実感してみてください。
AI要約機能のデモンストレーション
最後に、これまでのウェビナーの内容を、「議事録エディタ」を使って要約するデモンストレーションを行いました。ScribeAssistで文字起こしした結果は、ProVoXTの議事録エディタで要約方式を選んで要約することができました。
今回は「要点まとめ」形式を使いました。AIが自動的に付与した議題ごとに要点をまとめてくれます。要約結果の一部をこちらでご紹介します。
議題一覧
1. AmiVoice ScribeAssistの紹介と機能説明
2. クラウド型製品ProVoXTの紹介
3. 自治体向けウェビナーの紹介
4. 弘前市役所におけるAI議事録システムの導入とその効果
5. VoXT Oneと音声認識システムの検討ポイント
6.ScribeAssistの文字起こし機能の使用方法
(中略)
4. 弘前市役所におけるAI議事録システムの導入とその効果
弘前市役所は令和2年度よりAI議事録システムを導入し、以前はICレコーダーで録音した音声を繰り返し聞きながら会議中のメモを合わせて書き起こしていたが、全庁的に会議録の作成に時間を要することが課題であった。
令和5年6月に製品の調査を開始し、7月に2社のトライアルを実施。8月には庁内周知とトライアルを行い、9月に見積もりを提出して予算を計上。令和6年1月に三社目のトライアルを実施し、3月末に予算が確定、4月に入札を実施した。
AI議事録システムの導入により、1時間の会議の文字起こしに1〜2週間かかっていたものが、早ければ1日2日に削減できるケースや、1時間の会議で文字起こしに3時間かかっていたものが1時間半で作成できるようになった。
AI議事録システムの導入により、文字起こしの精度や職員の使いやすさ、情報システム課の管理のしやすさが向上し、業務の効率化に繋がっている。
非公開の会議や個人情報を取り扱う部門ではスタンドアローン型のScribeAssistを、その他の部門ではクラウド型のProVoXTを活用し、全72部署にアカウントを配布して利用状況を可視化している。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本ウェビナーは、2024年12月27日(金)までオンデマンド配信しています。以下のリンクからお申し込みください。
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