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拡張マイクによって幅広いシーンで使えるヤマハ「YVC-1000」で音声認識してみた
音声認識において「マイク」の選択は重要な要素の1つです。利用シーンに合わせて最適なマイクを選ぶことで音声認識精度が向上し、修正作業の手間などを大幅に減らすことができます。
本コラムでは、ヤマハのユニファイドコミュニケーション マイクスピーカーシステム「YVC-1000」をオフラインでも使えるAI音声認識を活用した議事録作成ツール「ScribeAssist」で実際に利用してみた結果についてご紹介します。
目次
ヤマハ YVC-1000とは
ヤマハ「YVC-1000」とは、ヤマハ社が販売する中大会議向けのマイクスピーカーシステムです。以下のような特長があります。
直感的に幅広いシーンで使える
YVC-1000は、本体とマイクが分かれた構造になっているのが特長の、マイクスピーカシステムです。本体部分にはスピーカーが付属しているため、リモート会議でも利用することができます。操作は本体上部にある各ボタンで行いますが、複雑な設定や準備は必要なく、どなたでも直感的にお使いいただけます。
最大5台まで接続できるマイク
拡張マイクは最大5台まで接続(2台目以降はオプション)することが可能です。小さな会議から30名程の会議まで、会議の規模に合わせて柔軟に幅広く使うことができます。マイクが分かれていることで、会議参加者に合わせて柔軟にマイクを配置でき、1台のマイクでの録音と比較すると音声認識精度は高くなります。
また、拡張マイク以外にもハンドマイクなど外部マイクも接続することができます。そのため、司会進行の方と会議参加者のマイクを分けるなど、円滑に会議を進めることが可能です。ただし、拡張マイクは有線での接続が必要なため、会議前にマイクを準備をする場合は余裕をもった準備時間が必要です。
高い音質による快適なコミュニケーションを実現
「YVC-1000」には、ヤマハ社が長年培ってきた高音質技術が数多く搭載されています。スピーカー音声の回り込みを除去する 「適応型エコーキャンセラー」、発話者を自動で追尾する 「マイク自動追尾」、自動的に声量を調整する 「オートゲインコントロール」、ノイズ・反響を消軽減する 「ノイズリダクション」「残響抑圧」などにより、快適にコミュケーションを行うことができます。
「YVC-1000」の主なスペック
「YVC-1000」のスペックは以下の通りです。
最適な会議参加人数(目安) | 8~30名程度まで |
集音範囲 | 推奨3m以内/最大5m(360°) |
PCとの接続方法 | USB、Bluetooth、オーディオ入出力端子(RCAピンプラグ) |
複数台連結 | 子機マイクを5台まで接続可、ハンドマイク1台接続可 |
参考価格 | 本体・マイク1台:145,000円(税抜) 子機マイク:37,000円(税抜) |
寸法 | 本体:332(W) × 95(H) × 162(D) mm マイク:136(W) × 36(H) × 136(D) mm |
YVC-1000を実際に「ScribeAssist」で使ってみた
実際に「ScribeAssist」を使って、音声認識精度を検証してみました。ヤマハ YVC-1000の拡張マイクには、単一指向性を持ったマイクが3つ搭載されており、雑音を拾いづらい構成になっています。また、すでにご紹介している通り、高音質で録音する仕組みを多く搭載しています。そのため、2mほどマイクから離れて話したのにも関わらず、音声認識率は非常に高い結果となりました。
音声認識率が高いと、正確に会議の内容を把握できるようになり、修正の手間も大きく軽減されます。
マイクの種類 | 認識精度 |
---|---|
ヤマハ YVC-1000 | 93.88% |
VoXT Oneサービス ✕ YVC-1000導入事例
YVC-1000は当社のVoXT Oneサービスのユーザー様でも多く活用されています。以下リンクから導入事例をご覧いただけますので、あわせてご確認ください。
最後に
いかがでしたか。ヤマハのYVC-1000は、小規模な会議から30名程度の大規模な会議までお使いいただけけ、音声認識率の向上が期待できるスピーカーマイクシステムです。当社でもVoXT Oneサービスと合わせてお貸し出しが可能ですので、ぜひお問い合わせください。
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