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【文章校正の方法】テープ起こしにも使える校正記号と文章校正のコツ

公開:2015年05月13日

最終更新:2024年8月27日

原稿の誤字や脱字を修正する作業を「校正」と言います。校正は、JISで規定されている校正記号を用いて行います。校正記号を使用することにより、簡便かつ正確に修正指示を行うことが可能です。今回は、校正記号と文章校正のコツについてご紹介します。

基本的な校正記号

【1】文字の変更

1文字の修正は、まず修正する文字に逆斜線(左上から右下に向かう斜線)を引き、その文字から余白へ引き出し線を引きます。引き出し線の先に変更後の文字を記入してください。

【2】文字の削除と挿入

不要な文字や記号を削除したい場合は、該当文字に逆斜線を引き、余白まで引き出し線を引いて「トル」と記入します。

文字や記号の挿入が必要な場合は、挿入したい位置に「y(Y)」の形の記号を書き込み、記号が開いている箇所に挿入したい文字を記入しましょう。

【3】改行

改行指示をする場合は、改行したい文字と文字の間に右に上がる階段のような記号を挿入します。一般的には、改行すると次の行は1文字下がって始まります。字下げをさせたくない場合には、「下ゲズ」または「天ツキ」と指示を入れましょう。

逆に改行をやめる指示をする場合には、つなげたい箇所の文末と行頭を線で結んで指示します。

【4】振り仮名の追加

振り仮名を追加したい場合は、まず振り仮名をつけたい文字の上部に線を引きます。そこから引き出し線を余白まで伸ばし、振り仮名を書きます。振り仮名の上には「⌒」をつけてください。

【5】文字サイズの修正

サイズを修正したい文字の範囲がわかるように、文字の上に「⌒」を使用して範囲を指定します。文字サイズはポイントと級数の指示が必要です。ポイントは「ポ」、級数は「Q」と記入し、文字サイズを指示しましょう。

文章校正のコツ

文章校正を行なう際にはいくつかコツがありますが、今回は初歩的な文章校正のコツを3つご紹介します。

【1】環境を整える

校正作業は正確に行うことが求められます。そのため、静かで集中できる環境を整えることが大切です。

【2】声に出して原稿を読む

誤字脱字などの原稿の誤りは、声に出して読むことにより気付きやすくなります。

【3】適度に休憩する

文章校正には集中力が必要です。集中力を高く保つためには、適度に休憩を取りながら作業をしましょう。

おわりに

校正記号は、今回ご紹介したもの以外にもさまざまな種類があります。VoXTを用いて作成された原稿の校正を行う際には、ぜひ活用してみてください。

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