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文字起こしに適したICレコーダーの選び方

2014年10月10日

icレコーダー

文字起こしの必須アイテム

文字起こしをする上で必須アイテムとなるのがICレコーダーです。現在、ICレコーダーはさまざまな機能が付いたものが販売されています。「どんなICレコーダーが良いだろう…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

ここでは、文字起こしに適しているICレコーダーの選び方のポイントを、3つ紹介していきます。

【ポイント1】録音した音声が聞き取りやすいもの

ICレコーダーを選ぶ上で注意したいことは、録音する音源の種類によってマッチする商品が異なるという点です。文字起こしのために録音をするのが一人の音声だけなのか、もしくは複数の人による会話なのかによって、最適なレコーダーは異なります。話者との距離によっても音質が異なるため、複数のレコーダーが必要となる場合もあります。また、会議や取材の話を録音することが多い人は、遠くの音と近くの音をクリアに拾ってくれるマイク付きのモデルがおすすめです。

最低限必要な機能として挙げられるのは、ノイズ・雑音を低減させる機能です。低価格のICレコーダーでも対応していることが多いため、購入前に確認をしてみましょう。

ICレコーダーの商品説明に『ノイズカット』や『ノイズキャンセル』機能が記載されているものであれば、大抵の雑音はカットしてくれます。この機能はエアコンなどの空調の音やパソコンの音などのノイズ・雑音を自動的にカットしてくれるため、人の話し声が聞き取りやすくなり文字起こしのスピードアップが期待できます。

【ポイント2】再生速度を調整できるもの

文字起こしをする上であると便利な機能のひとつとして、録音した音声の再生速度を調整できる機能が挙げられます。一般的に『DPC』と呼ばれる機能で、正式名称はデジタルピッチコントロールといいます。これは音声を再生した時に、速度を上げたり遅くしたりできる便利な機能です。話者によってはしゃべり口調に癖があったり、早口だったりすることがあります。ICレコーダーの速度調整機能を活用することで、話している内容が聞き取りやすくなるのです。

最近は録音したデータをパソコンへ転送し、パソコンでデータを再生しながら文字起こしをする人が多くなっています。そのため、使われる頻度が少ない機能となりつつありますが、出先で急な仕事が入った時などに活躍してくれる機能です。パソコンが使えない状況で仕事をする際に役立つため、速度調整機能のあるICレコーダーを持っておけば万が一の事態に備えることができます。

【ポイント3】容量・充電装置が充実したもの

大容量で録音時間が長いという特徴を持ったICレコーダーは、文字起こし向きの商品です。ICレコーダーを選ぶ際は、電源の仕組みや充電装置が使いやすいか否かも重要なポイントになります。

本体に内蔵されたメモリー容量は、2GB〜4GBの商品が目立ちます。当然ながら、容量が大きければ録音時間が長くなります。高音質で録音すると長時間電源がもたなくなるため、外部メモリーに録音できる製品もおすすめです。

充電に関しては、多くの機種が乾電池を電源としています。リチウムイオンなどの高性能な電池が搭載されたタイプも登場していますが、乾電池より高価です。中には、USB充電可能なタイプや充電式の電池が内蔵されたICレコーダーもあるため、色々と比較してみましょう。長時間使用することを想定すれば、電池持続時間はとても重要なポイントです。

おわりに

テープ起こし・文字起こしに適したICレコーダー選びのポイントを紹介してきました。ICレコーダーには録音する状況や場所に応じて、向き・不向きがあります。最近は性能の良い機種がたくさんあるため、いくつかの製品を比較した上で、使いやすいものを選択してみてください。

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