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VoXT Oneサービス バージョンアップのお知らせ
いつもVoXT Oneサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。2025年3月31日(月)に、VoXT Oneサービスの新バージョンを提供開始しました。
主な変更点をお知らせします。

ScribeAssist Ver 2.6.0
■ 話者識別機能の正式版をリリースしました
2020年に実装した声紋情報をもとに発言者を自動的に識別する機能「AI話者識別(β)」を、「発言者識別」に名称変更し、機能を大幅にバージョンアップした正式版としてリリースしました。主な変更点は以下のとおりです。こちらの記事でも詳しくご説明しています。
① 出席者の管理方法を一新し、より使いやすくなりました
旧バージョンでは、声紋情報の学習データが紐づく出席者(出席者学習データ)を、名前の完全一致で管理していました。そのため、例えば会議体によって発言者の表記を変えた場合( 役職名や敬称をつける/つけないなど)は学習データが同一の出席者として扱うことができず、手動で出席者を割り当てる必要がありました。
今回のバージョンアップで、名前とは別に表示名も管理できるようになったため、表示名を変えても同じ人として学習データを扱えるようになりました。学習データは、学習量をカラースケールとともに表示するため、どの出席者の学習が十分/不十分なのかもわかるようになりました。
また、出席者学習データをエクスポート/インポートすることも可能になりました。これによって、端末ごとの学習が必要なくなり、手動で選択しなくてもすぐに自動で発言者が識別されるようになります。

② 新しい話者識別方法を追加しました
これまで利用可能だった、学習した声紋情報のデータをもとに識別する方法(出席者の声紋情報を元に自動識別)に加え、声紋情報から自動的に発言者を識別し番号を振る方式(発言者番号で割り振る)を追加しました。
新しい方式の場合、振られた番号を元に一括で出席者の名前を割り当てることができます。連日多くの人と会議を行うような場合や、ScribeAssistをインストールした端末を貸し出して使っているような場合に便利にお使いいただけます。

モード | 概要 | 特長 | 推奨利用シーン |
出席者の声紋情報を元に自動識別 | 手動で選択した情報や、過去の学習データを元に発言者を識別 | すでに学習している出席者の場合は会議が変わっても自動的に識別されますが、あらかじめ発言を手動で選択して学習させる必要があります。 | ・出席者が固定されている ・よく会議をするメンバー |
(NEW) 発言者番号で割り振る | 声紋情報から発言者を識別し、自動的に番号を振って発言者を区別 | 学習データがない場合にも発言者事に番号で振り分けてくれますが、名前は手動で割り当てる必要があります。 | ・PCを貸し出して利用している ・学習が済んでいない人がいる |
③ 音声認識終了後に、一括で発言者を識別できるようになりました
従来は、発言者を割り当てるごとに、それ以前の出席者が割り当てられていない発言がだれの発言なのか識別する機能「話者ラベリング」を搭載していましたが、今回のバージョンアップで廃止し、一括で発言者を識別し直す機能を搭載しました。
従来通り、出席者が割り当てられていない発言を識別するのはもちろん、手動で設定した以外の自動で識別された発言をすべて識別し直すことができるようになりました。そのため、会議中の学習データをもとに、より正確に識別し直すことが出来ます。
④ 発言者の切り替わりを検知し、自動で発言が改行されるようになりました
従来は、発言の間(無音)をきっかけに発言が改行されていましたが、識別結果を元に改行されるようになりました。より発言者識別が正確になるとともに、学習のための手動選択もしやすくなります。
⑤ 同じ発言者が連続している発言を結合できるようになりました
同じ発言者が連続している発言を、一括で結合することができるようになりました。より見やすい逐語録(一言一句の議事録)を作成することができます。
⑥ 発言者の表示を分かりやすくしました
従来は表示上区別されていなかった、手動で選択した発言者と自動で識別された発言者を見た目で区別できるようになりました。

■ 音声認識辞書を最新バージョンにアップデートしました
音声認識辞書を最新バージョンにアップデートし、音声認識率が向上しました。
対象の音声認識辞書:会議(デフォルト)、議会、医療・製薬、建設
※本バージョンから「医療」辞書と「製薬」辞書を統合し、「医療・製薬」辞書として提供します。「医療・製薬」辞書は、病名、薬品名、病院名などのボキャブラリなどを含む、医療業界での様々な会議、診療中の会話、対面営業の文字起こしなど、医療業界のアプリケーションで汎用的にご利用いただけます。
■ LGWAN(総合行政ネットワーク)環境でもAI要約機能が使えるようになりました
従来、LGWAN環境からはAI要約がご利用いただけませんでしたが、今回のバージョンからLGWAN環境でもお使いいただけます。ProVoXTの議事録エディタも利用できますので、LGWAN環境でもAI要約機能をご活用ください。
■ 音声認識を開始する画面をよりわかりやすく修正しました
より直感的に音声認識が開始できるよう、画面の構成やメニューについて見直しました。
■ AI要約機能をより使いやすくしました
従来はScribeAssistで要約結果を表示する「ScribeAssistで要約」と、ProVoXTの議事録エディタで要約・編集を行う「ProVoXTで要約」を区別していました。それらをメニュー化したため、よりわかりやすくシンプルに要約が開始できるようになりました。

また、ProVoXTの議事録エディタへUIを変更してアクセスしやすくし、ProVoXTとの連携も強化しています。
■ 起動時間を短縮しました
起動時の処理を改善し、起動時間を短縮しました。
また、時間がかかるような処理にはローディングアニメーションを表示するようになったため、処理中であることがわかりやすくなりました。
■ その他の細かい改善点・変更点
- Microsoft Teamsの仕様変更に伴い、Microsoft Teams投稿機能を廃止しました
- いままで提供していたPDFのクイックガイドの廃止し、Webのユーザーガイドに統合しました
- AI要約でコンテンツフィルターに引っかかった場合に、エラーメッセージで原因がわかるようになりました
- 利用しているライブラリなどをバージョンアップし、安定性を向上しました
■ その他不具合の修正

ProVoXT Ver 1.12.0
■ LGWAN環境からも議事録エディタおよびAI要約機能が利用可能になりました
従来、LGWAN環境からは議事録エディタおよびAI要約がご利用いただけませんでしたが、今回のバージョンからLGWAN環境でもお使いいただけます。
LGWAN環境でもAI要約機能をご活用ください。
■ その他不具合の修正

VoXT One Ver 1.2.0
■ AI要約の利用履歴が確認できるようになりました
AI要約の利用に必要なトークンの利用状況や利用履歴がわかるようになりました。
各要約の詳細(利用日時、処理時間、消費トークン数など)も確認可能になりました。
■ ユーザー自身で接続方式を変更できるようになりました
契約時に選択した接続方式(インターネット/LGWAN)を、ユーザー自身が任意のタイミングで変更できるようになりました。
■ 管理画面のUIを見直しました
メニューや当月の利用状況が確認しやすくなりました。