- 1時間の会議の議事録作成には約3~6時間を要し、手間と時間の削減が課題となっていた
- 議事録作成の効率化において、機密情報が外部に漏れないようにすることも重要なポイントだった
導入事例
case
地方独立行政法人 栃木県立がんセンター
- 文字起こし作業の手間が減り、議事録作成までの時間が1~2時間以上短縮された
- スタンドアローンで音声認識を行うため、外部に音声データや文字起こし結果を出さず、情報漏洩のリスクが低い
議事録作成の手間と時間の削減が課題
栃木県立がんセンターでは、毎月多くの会議や委員会が開かれます。これらの議事録を作成するためには、主にICレコーダーで録音した音声を何度も聞き返し、発言や議論の内容を専門用語も含めて理解しながら書き起こし、まとめる作業が必要です。そのため、1時間の会議の議事録作成には約3~6時間を要し、手間と時間の削減が課題となっていました。
効率化に向け、文字起こしの自動化に着目
この課題を解決するために、音声を自動的に文字起こしするツールの導入を検討しました。このツールを利用すれば、音声の聞き返しとテキスト入力作業の手間が削減でき、議事録の作成が効率的に行えると考えました。
機密性を最重視。認識精度や機能性も評価
議事録作成の効率化において、機密情報が外部に漏れないようにすることも重要なポイントでした。しかし、音声認識サービスはクラウド型が多く、完全な機密情報の保護は難しいと感じていました。そこで、「ScribeAssist」の存在を知り、スタンドアローンで音声認識を行うため、外部に音声データや文字起こし結果を出さず、情報漏洩のリスクが低いと感じました。また、USBキーによる物理的なライセンス管理が可能であるため、情報漏洩対策と効率的なユーザー管理を行えると感じました。
さらに、トライアルした際には文字起こしの精度が高く、テキストと音声をリンクしてピンポイントで再生できる機能も有用だと判断し、導入を決定しました。
議事録作成時間を1~2時間以上短縮
導入後、すぐに多くの利用希望の声が挙がりました。主な利用目的はICレコーダーで録音した音声ファイルの文字起こしであることから、文字起こしの重要性とその苦労を再認識しました。実際に利用した職員からは、文字起こし作業の手間が減り、議事録作成までの時間が1~2時間以上短縮されたとの声が寄せられました。
また、リアルタイム認識の利用を希望する声も増えており、どの程度効率化が図れるのか効果測定を行いたいと考えていますが、大きな効果が期待できると思っています。
マイクの活用で音声認識精度が向上
音声認識精度を向上させるために、YAMAHAのYVC-1000を導入しました。これにより、自由に発言が交わされる会議でも明瞭な集音が広範囲で実現できるので、音声認識精度が向上しました。また、当センターではUSBキーの管理をグループウエアで行っています。予約の取り合いが今後の課題になると予想しており、今後の動向を見てUSBキーの追加も検討していきたいと思っています。
自動要約機能の利用も検討中
現在、自動要約機能についても機密性の高い内容を除いて試用しています。要約の精度や使用感などを評価しながら導入を検討していきたいと思っています。
- サービス
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- ScribeAssist
- 業種
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- 医療・薬局
- 利用シーン
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- 社内打合せ
- 利用マイク
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- YAMAHA YVC-1000
- 効果
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- 情報共有の迅速化
- 業務効率化