課題
- 相談窓口での相談内容を文字起こしして記録する必要があり、時間が取られてしまう
- 市民に関わる重要な情報を扱うこともあるため、セキュリティ面に気をつけなければならない
導入事例
case
浦添市では、市民の皆さんが安心して生活できるよう、市民の相談窓口を設けています。生活に関わる相談窓口として活用いただいていますが、担当職員から、「相談内容を文字起こしして記録する必要があり、この業務に時間が取られてしまっている。市民サービスを向上させるためにも、何か良いアイデアはないか。」と相談を受けました。業務状況を確認したところ、 1日に4回程度実施する面談において、1回分あたり1時間程度かけて記録作成を行っていました。特に時間がかかっていたのが、録音データから文字起こしする作業であったことから、音声認識を活用するシステムの導入を検討しました。
相談窓口では、市民に関わる重要な情報を扱うこともあります。そのため、セキュリティの観点からスタンドアローンで動作することを条件にサービスを選定し、「ScribeAssist」をトライアルしました。トライアルの結果、職員が簡単に使いこなせ、また、現状利用しているPCで動作し導入のハードルが低かったことから、導入を決定しました。
導入から半年で、既に庁内において50人以上、130回以上利用されています。教育相談業務の面談記録作成において、臨床心理士1人あたり、従来の約50%にあたる年間約480時間の面談記録作成業務が削減されました。最も活用している臨床心理士は、2023年11月から翌年1月までの3ヶ月間で約150回の面談記録作成に使用しています。面談記録作成の効率化だけではなく、面談内容を覚えなければいけないという心理的負担も軽減していると感じています。